自社一貫生産
材料調達、切削、熱処理、研削、組み立て・油圧調整までの一貫生産体制をとっています。
また、ベトナム工場でも日本と同じ材料・加工設備で高品位な生産が可能です。
今後もスムーズで安定した生産システムで、お客様との信頼づくりに努めていきます。
難削材・難形状加工
当社は蓄積されたノウハウと洗練された技術により、 難削材のマイクロメートル精度の加工技術を実現しました。 特に、舶用・陸用ディーゼルエンジンの燃料噴射用ノズル部品の量産加工を行っており、 要求品質の高い部品を作り上げ、お客様に高く評価されています。
バリ取り技術
当社が供給する部品はほとんどが重要保安部品です。自動車、建設機械、舶用・陸用ディーゼルエンジンなどの部品は、小さなバリも許されません。当社は多様な機械・装置を独自に製作し、効率的な生産を行っています。なかでも、電解・ブラシを効率的に取り入れたバリ取り関連の機械は、バリのない部品づくりに大いに寄与しています。
熱処理技術
高圧・ハードな状況下で使用される金属部品のほとんどは、熱処理が施されています。当社では滴注式ガス浸炭炉を中心に、焼戻し炉・サブゼロ処理装置・各種硬さ計・金属組織顕微鏡などの設備を保有し、自社内で加工を完結することでスピーディな熱処理が可能です。また、設備管理・品質管理においては細心の注意を払っており、大手建設機械メーカーの熱処理認定(焼入れ・浸炭焼入れ・浸炭窒化焼入れ)をいただいています。
微少クリアランス加工
制御精度の向上、エネルギーロス低減など、近年さらに高まる機械工業製品の要求精度に挑戦し続けます。知識・経験の豊富な技術者と最新の研削機械・ツール、内・外径加工技術と精密測定技術で、マイクロメートル精度の微小クリアランス精度向上を追及しています。
コンタミ対策
高品質の油圧機器生産には、異物の混入を防ぐためのクリーンな環境と、効率的な製造ラインが要求されます。当社では、自社で設計・開発した部品洗浄機を使用し、異物混入を防いでいます。また、全ての部品は脱磁処理・炭化水素洗浄機(超音波・真空乾燥付)により洗浄され、お客様のコンタミ規格に応じたクリーンな状態で出荷されます。※コンタミとは
コンタミネーション(汚染)とコンタミナント(汚染要因物)から出た言葉で,油圧システムに悪影響を与えるもの,またはこれらの物質に汚染された状態を言います。主に切粉などの固形微粒子、繊維、種類の異なるオイル、水分などを指します。
リリーフバルブアッセンブリー
建設機械などの油圧部品装置に使われるリリーフバルブアッセンブリー。当社では、部品加工から組立て、圧力調整までの一貫生産を行っています。異物規格が厳しい製品のため組立てラインは1個流し体制をとり、熟練した技能者が責任を持って担当します。圧力設定や数値測定による性能合否判定など、TOWA JAPANで製作した検査装置群が国内外で活躍しています。
精密測定検査
精密加工部品を安定生産し、供給するためには、製品の正確な測定やデータ解析が必要となります。測定室温は23±2℃で恒温化し、厳格な室温管理と測定前の製品温度測定を徹底し、確実な精密測定を心がけています。真円度測定機、形状測定機、粗さ測定機、三次元測定機など各種測定機器を揃え、製品の品質管理を徹底しています。